2014年6月3日火曜日

おしぐらんご2014

平成26年6月1日(日)快晴
岡山県笠岡市の金浦湾で、おしぐらんごが開催されした。
今年は11:00~13:00の満潮時間帯開催で、潮位により毎年開催時刻が異なります。


●笠岡市公式サイトでの説明
“ひったか”と同じく源平合戦を起源とする金浦に伝わる伝統行事で、旧暦の5月5日頃の日曜日(原則として“ひったか”の次の日)に金浦湾で行われる。

源氏方平家方の2隻の和船に別れて6人づつが乗船しスーピードを競う。

発祥の年代は明らかではないが、源平合戦の余燼いまだ消えない内に始められたものと伝えられる。最初は出入港の時に先陣を競っていたものがやがて恒例的年中行事として定着したものと考えられる。

競技船にはその年の新造船が使用され、勝てば船主から大盤振る舞いがあったため喧嘩もめずらしくなく「喧嘩ぐらんご」の異名をもつ。喧嘩がエスカレートして結局ゴールしない事もしばしばあった。

漁業の近代化に伴い木造船の新造と漕ぎ手が徐々に減少したため昭和35年に中止されたが、昭和62年に地元の有志により復活。

“おしぐらんご”の語源はこの地方の方言で櫓を漕ぐ事を櫓を“押す”といい、競争する事(・・・くらべ)を“ぐらんご”ということから「漕ぎくらべ」が変化したものと思われる。
  • 笠岡市重要無形民俗文化財(平成17年指定)

井笠バス福山行「金崎」下車。徒歩10分。
山陽自動車道笠岡インターから5.1Km



開会前の桟橋


 


開会式・安全祈願


 


赤(平家)と白(源氏)の競走